過剰なカーブフィッティングでFXの売買ツールは量産できる。
FXやバイナリーオプションの自動売買ツール(EA)やサインツールなどは、
その紹介ページや販売ページでは良好なパフォーマンスが公開されているものの、
いざ実際に利用してみても、まずそのようなパフォーマンスは再現されません。
故に「情報商材」などで販売されている、FX関連のツールなどは、
その大半が「偽物(稼げない)」と言われているのですが、
「販売ページなどに公開されているパフォーマンスが再現されない理由」
としては、
・公開されているパフォーマンスがそもそも「虚偽」でしかない ・ロジックが過剰なカーブフィッティングによって作り出されている |
その上で前者の「パフォーマンスがそもそも虚偽でしかない」という場合、
そのようなツールは、それが「虚偽」である事が明白になる状況を避けるため、
利用者側が「過去のパフォーマンス」を検証できないようになっています。
よって、その販売ページはもとより、ツールの購入者や利用者に対しても、
その売買における「ロジック」などを完全に非公開にしているようなツールは、
「公開してるパフォーマンスそのものが虚偽である可能性が高い」
(公開されているパフォーマンスの真偽を確かめる事ができない)
という見方をするくらいでいいと思います。
対して、後者の
「ロジックが過剰なカーブフィッティングによって作り出されている」
というケースは、そのパフォーマンスそのものは虚偽ではないものの、
そのパフォーマンスが完全な「後付けの検証結果でしかないケース」です。
カーブフィッティングというのは「曲線あてはめ」という意味で、
テクニカル分析に基づく売買のロジックなどを作り出す場合においては、
「過去の値動きのデータから有効な売買の条件を導き出す(作り出す)行為」
が、あまり「過剰」になってしまうケースが該当します。
ただ、FXやバイナリーオプションなどの「ツール」や「ノウハウ」などは、
意図的なカーブフィッティングによって作り出されているものが非常に多いため、
「FXのトレードツールなどはカーブフィッティングで幾らでも量産できてしまう」
という事は「1つの現実」として頭に入れておく必要があります。
FXのツールやノウハウは「カーブフィッティング」で幾らでも量産できる。
いわゆる「テクニカル分析」は、過去から現在までの値動きを「分析」し、そこから先々の値動きを予測していくような行為に他ならないため、
「過去の値動きから有効なトレード(売買)のロジックを追及する」
というような行為は、実質的に多くのトレーダーが行っている事です。
ですが「テクニカル分析」は、過去の値動きに「帳尻」を合わせるような形で、
「このような条件でトレード(売買)を行っていれば勝てていた」
というような売買のロジックを強引に「後付け」していく行為を意味するのではなく、
その本質は、相場の値動きの中に見られる人間心理の「統計的な傾向」などから、
その売買の偏りや、そこから生まれる値動きの規則性を分析していく事にあります。
つまり「カーブフィッティング」と呼ばれるような、
『既存のデータ(過去の相場)に対するロジックのあてはめ行為』
などは、明らかに、その本質とは「ズレた行為」に他ならないわけです。
そもそも、相場の値動きの中には、
・偶然の結果としてそこに表れている傾向
・偶然の結果としてそこに表れている規則性
これらに該当する傾向や規則性も混在しているため、
ただ漠然と過去の値動きから導き出せる傾向や規則性に対して、
そこをなぞっていく事ができるようなロジックを組み立ててしまうと、
それは高い確率で「偶然の傾向をなぞっただけのロジック」になってしまいます。
当然、そのような「偶然の傾向をなぞっただけのロジック」では、
その「偶然」が続かない限り、継続的に勝ち続けるような事はできません。
ですが、過去の値動きに対して過剰な「カーブフィッティング」を施していけば、
それこそ、ただの「こじつけ」でしかないような強引なロジックを作り出し、
「(過去の相場に対しては)常勝に近い勝率を実現できている」
と豪語できる「ツール」や「ノウハウ」などを作り出していく事ができます。
すでに存在しているデータ(過去の値動き)をなぞるように「帳尻」を合わせて、
完全な「後出し」で常勝に近いロジックを作り出していく事はさほど難しくないからです。
まさに、そのような形で作り出されたFXの「ツール」や「ノウハウ」が、
いわゆる「情報商材」といった形でインターネット上で販売されているわけです。
カーブフィッティングで量産できる「見せかけツール」の末路。
情報商材として販売していくようなFXの「トレードツール」や「ノウハウ」などは、ひとまずは販売ページなどの方に良好なパフォーマンスを公開できれば、
それで十分に「売れてしまう」のが実情となっています。
故に、FXやバイナリーオプションのツールやノウハウなどの大多数は、
過剰なカーブフィッティングによって作られているのが実情であり、
「カーブフィッティングによって得られた後付けの結果」
をそのまま、そのツールやノウハウの「パフォーマンス」として公開しています。
ですが、カーブフィッティングによる「あてはめ作業」で作ったようなロジックは、
所詮、過去の相場の値動きをただ漠然となぞっているだけに過ぎないため、
そのようなロジックでは、まず実際の実際の相場で勝つ事はできません。
テクニカル分析の本質はあくまでも「人間心理の統計的傾向」を捉えるものであって、
ただ過去の値動きをなぞるだけでは、まず、然るべき「心理分析」は行えないからです。
ただ、FXやバイナリーオプションのツールやノウハウを販売している側は、
それらを提供する情報商材の「売上(販売益)」を目的としているため、
たとえそれが「見せかけのパフォーマンス」であっても、
・高い勝率
・高いリターン
を大々的に公開できれば、それがそのまま売上(利益)に繋がります。
仮に「現実の相場」にも十分に通用するようなロジックで、
・勝率:55% ・年間リターン:110% |
完全な「カーブフィッティング」によって作り上げた、
・勝率:90% ・年間リターン:1000% |
そのパフォーマンスが実際の相場では「全く再現されない」としても、
多くの消費者は「高いパフォーマンスを実現しているように見える方」を選びます。
もちろん、そのようなツールやノウハウは早い段階で悪評が広まるのですが
過去の相場に対いて良好なパフォーマンスを実現できるロジックは、
それこそ「カーブフィッティング」によっていくらでも量産が可能なため、
「次から次へと新たなツールやノウハウを売り出す事」
も出来てしまいます。
まさにFX関連のツールやノウハウを次から次へと販売しているような業者は、
このような方法でFX関連の情報商材を「量産」して売り出しているという事です。
本当に「有効」なトレードノウハウ、トレードツールの見極め方。
よって「情報商材」などで公開されているFXのツールやノウハウなどは、その「ほとんど」がカーブフィッティングによって作り出されているため、
そのようなツールやノウハウは、まず実際のリアルタイムな相場には通用しません。
だからこそ、そういった情報商材は「再現性」が極めて低いわけです。
また、逆説的に言うと、本当に有効なツールやノウハウを判断基準はとどのつまり、
「実際のリアルタイムな相場でそのロジックが通用するのかどうか」
であり、結局のところ「リアルタイムな結果が全て」と言えます。
よって、インターネット上で公開(販売)されている情報商材などで言えば、
「公開(販売)後パフォーマンスが継続的に公開され続けているか」
が極めて重要であり、そのパフォーマンスが十分に伴っていれば、
そのロジックやパフォーマンスは「本物」と判断して問題ないと思います。
少なくとも、第3者へのノウハウやツールの公開(販売)を開始した状況であれば、
それらを手にしている人達が存在するような状況となっていく事になるため、
その状況下で虚偽のパフォーマンスを公開するような事は出来なくなるからです。
それこそ同じノウハウ、同じツールを手にしている第3者が存在する以上、
仮にそのような事をやっていれば、ネット上で情報がすぐに流れてしまいますから、
「詐称行為(詐欺行為)の動かぬ証拠を自ら公開するようなもの」
だと思います。
だからこそ、ネット上で公開(販売)されているFX関連の情報商材などは、
その情報商材を公開(販売)した時点では大々的にパフォーマンスを公開するものの、
販売を開始した後のパフォーマンスを継続的に公開するような事は、まずしていません。
販売を開始する時点で公開できるパフォーマンスは、
まさに「カーブフィッティング」によって実現している、
「過去の相場をなぞる形で実現した後付けのパフォーマンス」
であり、それ以降の実際の相場では、そのパフォーマンスを再現できていないため、
その後のパフォーマンスを公開する事ができない(公開するメリットがない)わけです。
よって、そのノウハウやツールなどの公開(販売)を開始して以降、
長期的にそのロジックに基づくパフォーマンスを公開し続けているのであれば、
「それは、紛れもなく有効なロジックを有するものである可能性が高い」
という事です。
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ここで挙げた基準も含めて投資、FXのジャンルにおける、
情報商材やツールで「有効なもの」を見分ける方法、基準などを、
別途、以下のような記事でも言及していますので併せて参考にしてください。
↓↓↓
尚、本気で投資、トレードの世界で成功したいのであれば、
情報商材として販売されている「ツール」などに頼ろうとするのではなく、
『まずは然るべき「原則」や「鉄則」をしっかりと学ぶべき』
というのが私の率直な考えです。
そういったものが必要最低限のベースにあってこそ、
本当に有効なノウハウの判別や習得が可能になるからです。
少なくとも、私のブログ講座やメルマガ講座などでは、
とくにそのようなものに重きを置いた情報を提供していますので、
是非、順を追ってその1つ1つを参考にしてください。
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