BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-ファンダメンタルズ妄信?
こちらの記事では「株式会社CAN(責任者:佐々木 健一)」が販売する、
ファンダメンタルズ分析を重視する以下のFX商材の真実を暴いていきます。
BLACK SWAN FX CLUB -黒鳥FX倶楽部-
販売URL:https://kokuchou-fx.com/
販売業者:株式会社CAN、佐々木 健一
提供者名:トレーダー黒鳥(コクチョウ)
BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-はファンダメンタルズ妄信教材?
こちらの「BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-」ですが、「あまりお勧めは出来ないFX教材」
というのが率直なところです。
以下、その主な理由です。
・ファンダメンタルズ分析の教材としては内容が抽象的過ぎる ・ファンダメンタルズを土台とするテクニカルトレードのノウハウは至って凡庸 ・トレードルールが全般的に極めて「ハイリスク」なナンピントレードとなっている ・ファンダメンタルズへの妄信が悪い方向に転ぶと最悪な結果を招く可能性有り |
大抵のFXの情報商材は「テクニカル分析のノウハウ」を主体に構成されています。
ただ、これにはそれ相応の理由があって、そもそもファンダメンタルズ分析は、
・このような情報をこのように分析して値動きを予測すれば良い
・この情報ソースをこのようになっていれば買えば良い(売ればい良い)
といった「ノウハウ」や「基準」をそこまで具体的には出来ない傾向にあり、
ファンダメンタルズ分析を題材にしてしまうと、その情報商材の内容が、
どうしても抽象度が高いものになってしまうんです。
それこそ「どういう情報をどう分析するべきか」といった基本的な事は、
一般レベルの知識としては、すでにそれなりの情報が多数出回っていますし、
そのレベルの情報を扱っているような書籍や入門書もたくさんあります。
ただ、突き詰めてファンダメンタルズ分析のやり方を指南する(教える)となると、
どうしても、そのようなレベルの「一般論」や「抽象論」になってしまうため、
「一般論、抽象論の域を超えるようなノウハウや基準を示しようがない」
といった現実があるため情報商材でこの分野のものはなかなか出てこないわけです。
そういった意味では「テクニカル分析のノウハウ」であれば、
「この指標やインジケーターがこうなったら買えば良い(売ればい良い)」
といった具体的な基準をそのまま示す事ができます。
その有効性の有無はまた別問題ですが、トレードのノウハウをや、
その売買の「基準」を形にして提供する(指南する)分には、
「明確な基準やノウハウを具体的に示す事ができる」
という点がファンダメンタルズ分析とは大きく異なります。
ですから、仮にファンダメンタルズ分析を主体とする情報商材で、
・このような情報をこのように分析して値動きを予測すれば良い
・この情報ソースをこのようになっていれば買えば良い(売ればい良い)
といった明確な基準を具体的に示す事ができているようなものなら、
それは確かにこれまでのFXの情報商材には無い「価値がある教材」と言えます。
要するにファンダメンタルズ分析を主体とするような情報取材は、
「ファンダメンタルズ分析の基準をどこまで明確で具体的にできているか」
が評価の分かれ目になるのですが、そのような判断基準を前提とした、
今回の『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』の情報商材の内容(中身)は・・・
率直に「抽象的過ぎる」ため、具体性、実用性はかなり低いように感じました。
ファンダメンタルズ分析の「基礎」や「要点」はそれなりに詳しく解説されていますが、
強いて、この情報商材で無ければ学ぶ事ができないような内容ではないため、
「35,000円の情報商材代金に見合うほどの価値があるような内容か」
と言えば、少なくとも、私なら、このレベルのファンダメンタルズ分析の「知識」に、
35,000円という代金は「見合わない」と思ってしまったのが率直なところです。
ファンダメンタルズ分析の指南書としては、やはり「抽象度」が高過ぎる。
コンテンツ1つ1つの内容としは決して「悪くはない」と思いますし、ファンダメンタルズ分析で必要な基礎的な部分や要点はしっかりとカバーされています。
具体的に言えば、
・金融政策に伴う相場への影響 ・経済指標に伴う相場への影響 ・要人発言に伴う相場への影響 ・アナリストレポートや経済ニュースの分析 |
ですが、やはりこのレベルの情報は、あらゆるサイトや書籍で取り上げられているため、
せいぜい「その延長線上にあるポイントをなぞっている内容」という感じでした。
YouTube動画などで無料観覧できるコンテンツや、
数千円台の書籍の内容としては十分にアリな内容だと思いますが、
35,000円もの情報商材の内容としては、やはり「抽象度」が高いため、
「実際のトレードに活用する上では具体的や実用性には欠ける」
という事です。
その上で、この『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』では、
そのようなファンダメンタルズ分析を土台とした
テクニカル分析に基づくトレードノウハウが解説されているのですが、
「テクニカルトレードのノウハウは全般的に凡庸なもの」
という印象で、これも「至って月並みな内容(ノウハウ)」という印象でした。
この『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』では、
あくまでもファンダメンタルズ分析を「土台」とした上で、
そこにテクニカル分析を交えていくようなノウハウになっているため、
「ファンダメンタルズ分析による大筋の相場動向の読みは正しい」
というのがトレード(売買)の前提意識になっています。
仮にその「読み」が実際に「正しい」のであれば、
テクニカル分析は最終的な細かいタイミングを計る手段でしかなく、
そこは「至って凡庸な基準で十分」という事になるのかもしれません。
ですが、肝心な「ファンダメンタルズ分析による相場動向の予測」が、
結局のところ、抽象的な判断基準に伴う完全な「裁量判断」になってしまうため、
その「土台」となる部分の予測が非常に難しく、困難なのが実情なわけです。
それだけファンダメンタルズ分析は「難しい」という事なのですが、
その「難しい部分」を土台にした上で、そこを拠り所とするノウハウなため、
このノウハウで「勝ち続ける」というのは、かなり「難しい」というか、
「初心者層には、まず不可能」
だと思いますし、経験者層でもファンダメンタルズ分析に精通していない限り、
このようなノウハウで勝ち続ける事はまず出来ないのではないかと思います。
現にこの『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』のトレードノウハウでは、
『ファンダメンタルズ分析に基づく予測さえ正しければ相場は予測した方向に動く』
という前提から、かなりハイリスクな「ナンピントレード」を基本としています。
ナンピン = ポジションと逆方向に動く相場に対するポジションの追加 |
相場がポジションと逆方向に動くのはあくまでも「一時的なもの」で、
最終的には相場がファンダメンタルズ分析に沿った方向に動くと「仮定」して、
相場がポジションと逆方向に動く場合には、ポジションをどんどん追加していくわけです。
ファンダメンタルズ分析を妄信する「ハイリスク」なナンピントレード
例えば以下は販売ページに公開されているトレード実績の一部を抜き出したものですが、↓↓↓
いずれも約1日の間に行ったトレードの損益結果なのですが、
その日の損失額はいずれの日も1億円を悠に超えた金額になっています。
それぞれの残高履歴を見ても分かりますが1つ目の画像ですと、
3億6000万円ほどの資金が1日で2億6000万円ほどまで減っているのが分かります。
また、2つ目の画像の方も、2億5000万円ほどの資金が1億3000万円に減ってますね。
もともとの資金が2億、3億という大きな資金になっているとは言え、
「運用資金がたった1日で50%(半分)近く減っている履歴が確認できる」
という事です。
このような履歴も包み隠さず公開している点には好感を持てますが、
「1日で資金が半分になってしまうようなリスクを許容しているノウハウ」
という事ですから、これはさすがにリスクが高過ぎます、、、。
一応、販売ページの方に公開されているトレード実績としては、
このように約9カ月間のトレードによる1カ月あたりの平均リターンが、
約6.3%ほどという事ですから、トータル的には勝ち越しているものの、
これは安定したリターンで1カ月あたりのリターンが6%ほどというわけではなく、
「1日に資金の半分を失うような負け方をしながらも月平均では6%になっている」
という事を意味しています。
要するにハイリスクハイリターンなトレードを繰り返して、
1カ月あたり6%ほどのリターンを実現できているという事なのですが、
そういう話なら、9カ月間ほどのトレード実績はあまりアテにはなりません。
その次の月には資金が半分以下になってしまう可能性もあるからです。
これはまさに「ファンダメンタルズ分析の過信(妄信)が招いている結果」でしかなく、
販売者ご本人すら、このような負け方をしているケースが実際にあるのですから、
この『BLACK SWAN FX CLUB』で1からノウハウを学んだ同じノウハウを実践した場合、
「資金の半分を失うような負けトレードが頻発してしまう可能性」
も十分にありえます。
その「拠り所」が抽象度の高いファンダメンタルズ分析に基づく売買になるため、
それに伴う「リスクの高さ」も含めて、この情報商材に関しては、
「決してお勧めは出来ない」
というのが私の率直な感想です。
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仮に「ファンダメンタルズ分析」を主軸にトレードを行っていくというなら、
そのポイントや要点は、ほぼネット上や関連書籍で「出揃っている」と思いますから、
それらを介して然るべき基礎や要点を学んでいく方が合理的ではないかと思います。
そういった点も含めて実際に投資、トレードで本気で成功したいのであれば、
下手な「方法論」や「ノウハウ」にばかり目を向けるのではなく、
『まずは然るべき「原則」や「鉄則」をしっかりと学ぶべき』
というのが私の考えです。
少なくとも、私のブログ講座やメルマガ講座などでは、
とくにそのようなものに重きを置いた情報を提供していますので、
是非、順を追ってその1つ1つを参考にしてください。
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タグ:トレード, ファンダメンタルズ分析