ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-レビュー

こちらの記事では「株式会社ベアードライン」が販売する、
以下の「裁量トレード」を前提とするFX商材の真実を暴いていきます。

ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-



販売URL:https://pu-sanfx.com/beardline/scalping-sen/
販売業者:株式会社ベアードライン
提供者名:熊木章人

ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-レビュー

こちらの「ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-」ですが、
以下のような理由から、今の時点での購入は控えておくのが「無難」かと思います。
・手法作りから見せる?という、あまり意義を感じない先行販売のコンセプト
・現時点の検証データとトレード実績があまりにも少な過ぎる
・勝率6割、リスクリワード1:1のノウハウは個人的には不合格ライン

この「ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-」は、
2021年6月20日までは「先行販売」という位置付けらしいのですが、

「ほぼ出来上がったトレードルールの最終的な検証段階」

という事で、実質的には「まだ未完成のノウハウ」という事になります。

その上で、現時点で公開されている検証の記録としては、

・USDJPY 100回分(2017年前半)66勝34敗
・EURUSD 100回分(2017年前半)65勝35敗
・EURUSD 442回分(2017年前半+2020年1月?2021年3月)290勝152敗


こちらの通算勝率が6割ほどで、リスクリワードは1:1。

要するに、勝った場合のトレードと負けた場合のトレードの損益が同じという事なのですが、
この検証ボリュームで、このリスクリワードで、この勝率は私的には不合格ラインです。

もちろん、この感覚は人それぞれだと思いますし、

「リスクリワード1:1で勝率6割なら、全然アリでしょ!」

というトレーダーもいると思いますが、この「閃-せん-」というノウハウは、
ロンドン市場、またはニューヨーク市場の「オープン時間」となる、

・ロンドン市場の開始時刻:日本時間17時(サマータイム期間16時)
・ニューヨーク市場開の始時刻:日本時間22時(サマータイム期間21時)


この時間帯の直後、一定の条件を満たす相場のみを狙うのが基本ルールとなっているため、
1日のトレードチャンス必然的に、かなり「限られるノウハウ」となっています。

仮にこのトレードノウハウが、1日に何十回とトレードができる手法なのであれば、
リスクリワード1:1の条件で6割以上の勝率は「大数の法則」で全然アリです。

トレードの「回数」をこなせる分、勝率に準じたリターンの実現も可能になるからです。

ですが、販売ページの方でも公開されている通り、

『ひとつの市場(通貨ペア)のトレードチャンスが1.5日に1回くらいのペース』

とありますので、1日~2日に1回のトレードチャンスしかないようなノウハウですと、

・勝率(負ける確率)が偏る時
・自分自身がトレードをできない時


これらの要因で月間単位、年間単位では「負け越すケース」が必ず生じてきます。

単純に「勝率が6割のトレードノウハウ」というのは、

・アタリくじ×6つ
・ハズレくじ×4つ


このような計10のクジを引き続けるようなものですから、
ハズレくじを5回、10回と連続で引き続けてしまう可能性は普通にありえます。

それこそ、運が悪い時期、運が悪いタイミングが重なり、

・自分がトレードを出来なかった時に限って勝てていた
・自分がトレードをした時に限って負けてしまう


という事も長くトレードを続けていれば、必ずありえます。

要するに、
・ひとつの通貨ペアにつき1~2日に1度のトレードチャンス
・リスクリワード1:1
・勝率6割

この条件では、絶妙にハズレくじ(負けトレード)ばかりを引いてしまい、
どんどん資金を減らしてしまう可能性が現実的に「ありえる」という事です。


確率、運、タイミングの偏り。それらの「最悪ケース」を想定する。

それこそ「ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-」の販売ページでは

『一回のトレードの勝ちor負け額を5%に設定して運用』

といった例が挙げられていましたが「資金の5%を失う負けトレード」が、
10回、20回と連続してしまうと、当然、運用資金の大半をロスします。

もちろん、10回、20回と連続して勝てる可能性もあるわけですが、
投資やトレードはリスクの方に目を向けて「最悪のケース」を想定しなければなりません。

そう考えると、リスクリワード1:1の条件で勝率6割程度のノウハウでは、
資金の5%に相当する損益が出るようなトレードなど、怖くて出来るものではないです。

それこそ、このノウハウを提唱している「ぷーさん」こと熊木章人さんは、

「FXぷーさん式トレンドフォロー手法トレード輝」

という情報商材をかなり前から販売している熟練のトレーダーなのですから、
私がここでお伝えしたような理屈は、100も承知のはずです。

FXぷーさん式トレンドフォロー手法トレード輝のレビュー記事はこちら

現に、今回の「ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-」は、
まだ「検証」の段階で、ご本人もまだリアルなトレードはしていないようなので、

「1回のトレードの損益を資金の5%に設定する」

というようなトレードは、間違いなくご本人も「しない」と思われます。

現実的な可能性として、そのようなトレードでは「破綻の可能性」もあるからです。

そういった点も含めて、これからの「検証」によって、

・今後、ノウハウの精度と勝率を高められる
・リスクリワードの条件を良くできる


といった方向性でパフォーマンスが向上していけばアリだと思いますが、
現時点の検証結果を見る限り、私はあえてお金を出すほどの価値は無いように思います。
それこそリスクリワード1:1で勝率6割程度のトレードノウハウであれば、
熊木章人さんが以前から販売されている「輝」の方でいいのでは?と思いました。

ちなみに「輝」は王道的なダウ理論を使ったトレードノウハウで、
販売価格の方も「10000円(税別)」とかなり割安です。

対して、今回の「ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-」は
・実際にはまだ検証段階
・1つの通貨ペアのトレードチャンスは1~2日に1回(大半の通貨ペアは未検証)
・リスクリワード1:1で勝率は6割程度
・販売価格は29800円と「輝」の3倍

となっていますので、あまりメリットが無い情報商材に思えました。

ご本人も、どこか「勢い」で販売に至った感が否めないような気がします・・・。

何にしても、まだ「検証中」という事なのですから、
今の時点で購入する必要もないのでは?と思ったのが率直なところです。

以上、ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 「閃-せん-」のレビューでした。

***

私のような「最悪ケース」を想定する考え方はトレーダーによっては、

「そんな事を言ってたらトレードなんて出来ないよ」

と言われてしまうかもしれません。

ですが、トレードを長く続けていればツイてる時期もあれば、
そうではない時期も必ず訪れるものだと思います。

故に、私の場合は、

「極端に自分のトレードが悪い方向に転んでも十分に勝ち越せるノウハウ」

でなければ「自分の資金を実際に回していこう」とは到底、思えません。

現に私はそれくらいのノウハウでトレードをしている自負があるという事です。

そんな私の本音として、投資、トレードの世界で本気で成功したいのであれば、
情報商材などで公開されているような「方法論」ばかりに目を向けるのではなく、

『まずは然るべき「原則」や「鉄則」をしっかりと学ぶべき』

というのが私の考えです。



そういったものが必要最低限のベースにあってこそ、
本当に有効なノウハウの判別や習得が可能になるからです。

少なくとも、私のブログ講座やメルマガ講座などでは、
とくにそのようなものに重きを置いた情報を提供していますので、
是非、順を追ってその1つ1つを参考にしてください。

>投資・トレード講座の一覧はこちらから

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