モンスタースキャルFX|加藤宗久,Gaia,1分足ロジックの批評
こちらの記事では、LTCM合同会社(加藤宗久、Gaia、綾井英司)が販売する、
以下の「スキャルピングトレード」のFX商材の真実を暴いていきます。
モンスタースキャルFX
販売URL:https://monsterscal-fx.com/
販売業者:LTCM合同会社、綾井英司
提供者名:加藤宗久、Gaia(ガイア)
モンスタースキャルFX(加藤宗久、Gaia、綾井英司)の批評
こちらの「モンスタースキャルFX」ですが、ノウハウそのものは「悪くはない」と思いましたが、
販売ページの内容を鵜呑みにしての購入はお勧めは出来ません。
以下、その主な理由です。
・ローソク足1本のみによる肝心なトレード判断の基準が明確さに欠ける ・販売ページに掲載されているエントリー回数に伴う勝率の実現はほぼ不可能 ・販売ページに公開されているトレード実績の画像は捏造されている可能性 |
・インジケーターなどによるテクニカル分析は一切不要
・1分足のローソク足1本のみを対象とするシンプルな判断基準
・主要なマーケットのオープン時間のローソク足を確認するだけ
と、販売ページの方にもそのまま記載されている通り、
確かにかなりシンプルなトレードノウハウになっています。
最も強く推奨されているのは東京市場のオープン時間である午前9時で、
「そのタイミングの1分足のローソク足を1本確認するだけ」
という点で、ここまでの分かり易さ、シンプルさは申し分ありません。
ですが、その「ローソク足1本によるトレード判断」のところで、
その肝心な「判断基準」がやや明確さに欠けると思いました。
要するに、そこで人によって判断が分かれる余地があり、
結局、そこが「裁量」に近い判断となってしまっているため、
エントリーの有無、勝率、リターン率を左右してしまう事になります。
もし、そこが100人が100人、全く同じ判断を下せる無裁量なノウハウで、
販売ページに掲載されているエントリーチャンスの数と勝率を再現できるようなら、
それこそ、申し分なく有効なノウハウと言えるものになっていたと思いますが、
「最も肝心なエントリー判断の基準に落とし穴があった」
という感じです。
モンスタースキャルFXにおけるエントリー判断の「基準」について。
この「モンスタースキャルFX」のエントリー判断の基準を端的に言うと、「マーケットオープン時刻のローソク足の形状」
を唯一の判断基準にするのですが、
「見送りトレードの判断条件」
の方が、個人の裁量判断になってしまう余地が大きいものになっているわけです。
ですから、販売ページの方に掲載されていたような、
・1つの通貨ペアで1日平均2回のエントリーチャンス ・平均勝率80% ・リスクリワード1:1 |
現実的には「ほぼ実現が不可能に近い数字」なのが実情です。
ノウハウとしては、東京市場のオープン時間を第一に推奨していますが、
同様の条件でロンドン市場、ニューヨーク市場のオープン時間も対象にできるため、
・東京市場のオープン時間(9:00)
・ロンドン市場のオープン時間(夏16:00、冬17:00)
・ニューヨーク市場のオープン時間(夏21:00、冬22:00)
この3つの時刻のみを対象にエントリー判断を行っていく流れになります。
その上で、エントリー基準に伴う判断を厳しく判定する場合と、
その判断を緩く判断する場合でエントリー回数は変わってくるのですが、
「1つの通貨ペアで1日平均2回のエントリー」
というトレード回数は、かなり緩い判断でトレードを行うケースに該当します。
ですが、そこを緩くしてしまうと、まず80%もの勝率は実現できません。
逆にそれなりの高い勝率を実現していこうとすると、
かなり厳しめの判断でエントリー回数を絞っていく必要があるため、
そうなると実質的なトレードチャンスは1日1回も無くなってきます。
その場合は「せいぜい2日に1回がいいところ」という感じなので、
「そこまでシビアな判断をしてようやく勝率が6割を超えるかどうか」
というのが、この「モンスタースキャルFX」の実際のパフォーマンスです。
とは言え、
・各マーケットのオープン時間のローソク足1本(1分足)の確認 ・その判断基準に伴うリスクリワード1:1のトレード |
勝率5割以上の優位性は普通にありそうなノウハウではあるため、
このノウハウで勝つ事、稼ぐ事は現実的な線で、確かに「可能」だと思いました。
よって、ノウハウそのものに全く価値が無いというわけではありません。
ですが、リスクリワード1:1であれば、勝率5割が単純な確率論ですから、
そこをほんの少し、向上させられる程度の有効性という印象なので、
「マーケットのオープン時間のローソク足1本(1分足)に着目した」
というところは、斬新と言えば斬新ですし、面白い試みだと思いますが、
そこまで高いアドバンテージを実現できているわけでもありません。
ですから、税込みで5万円以上の価格帯は私の感覚では「高い」と思いました。
ただ、たったそれだけの判断基準でも少なからず優位性はあるようなので、
あとは、そこにどれくらいの価値を感じるかが判断の分かれ目になると思います。
モンスタースキャルFXの「トレード実績」には信憑性が無い?
とは言え、このモンスタースキャルFXのトレードノウハウは、かなりシビアな判断を前提に1日1回以下のトレードチャンスで
ほんの少しの優位性のあるトレードを行える程度ですから、
・加藤宗久氏
・Gaia氏
といった、この「モンスタースキャルFX」の販売者達が、
この手法で実際にトレードを行って稼いでいる可能性は低いと思いました。
現に販売ページの方で公開されている「トレード実績」の画像においても、
以下のように多くの情報にモザイクがかけられているため、
「極めて信憑性が薄いトレード実績のみが公開されている」
という状況です。
↓↓↓
1つ目の「月収100万円」を謳っている画像の方は、
取引日時や取引レート、通貨ペアに至るまで全てモザイク加工済みで、
もはや、これが1カ月の実績なのかどうかも全く分かりません。
また2つ目の「小ロットでも問題なし」という画像の方も、
全ての損益(利益)にモザイクがかかっているため、
いずれも「捏造」を疑わざるを得ないような実績画像となっています。
そもそも
・エントリー&クローズ時間(取引時刻) ・エントリー&クローズレート(取引レート) ・通貨ペア ・実現損益の明細 |
これらのトレード実績そのものが「虚偽」であり、捏造の手間を省くため。
または、このノウハウとは無関係なトレード実績を公開している。
このどちらかかしか考えられず、少なくともこのノウハウに関しては、
・東京市場のオープン時間(9:00)
・ロンドン市場のオープン時間(夏16:00、冬17:00)
・ニューヨーク市場のオープン時間(夏21:00、冬22:00)
このいずれかの時刻の1分足のローソク足でエントリーを判断し、
トレードを行う場合はその時点でポジションを建てているわけですから、
「あえてエントリー時刻を伏せる必要があるのか」
という話になります。
となると、そこにあえてモザイクをかける必要性があるとすれば、
「実際は、このノウハウとは無関係な時刻でエントリーしている」
という可能性があり、そこを公開してしまうと、
「このノウハウと関係のない時刻にエントリーしてませんか?」
「このトレード実績は、このノウハウとは無関係なのでは?」
という話になってしまい、このノウハウで稼いだ実現した実績ではない事が、
普通にバレてしまうため、そこにモザイクをかけたとしか考えられません。
または、このトレード実績の画像そのものが根本から捏造したもので、
・エントリー&クローズ時間(取引時刻) ・エントリー&クローズレート(取引レート) ・通貨ペア ・実現損益の明細 |
上記のような部分には全てモザイクをかけて捏造の手間を省いたのかもしれません。
どちらにしても、販売ページに掲載されているトレード実績は、
実質的な信憑性が「ゼロ」に等しい怪しい画像になっているため、
・加藤宗久氏
・Gaia氏
この両名は、実際にはこのノウハウで全く稼いでいない可能性があります。
実際のトレードノウハウを踏まえた限りでも、
そこまで高い勝率を実現できるようなノウハウではないため、
少なくとも、販売ページに掲載されているトレード実績や、
・1つの通貨ペアで1日平均2回のエントリーチャンス ・平均勝率80% ・リスクリワード1:1 |
各マーケットのオープン時刻のローソク足1本でトレード判断というのは、
なかなか面白いノウハウですし、そこに優位性が無いわけではありませんが、
・販売ページの実績、勝率などのパフォーマンスはアテにならない
・1本のローソク足を見ての最終的なトレード判断には裁量の余地がある
この辺りの現実を踏まえて購入を検討された方が良いかと思います。
モンスタースキャルFX
以上、モンスタースキャルFXのレビューでした。
是非、参考にしてください。
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ハッキリ言って、投資、トレードで本気で成功したいのであれば、
下手な「方法論」や「ノウハウ」にばかり目を向けるのではなく、
『まずは然るべき「原則」や「鉄則」をしっかりと学ぶべき』
というのが私の考えです。
少なくとも、私のブログ講座やメルマガ講座などでは、
とくにそのようなものに重きを置いた情報を提供していますので、
是非、順を追ってその1つ1つを参考にしてください。
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