FXバックテストツール「MT4裁量トレード練習君」は必要なのか。

こちらの記事では「AtoZ Global Management 株式会社」が販売する、
以下のFXバックテストツール「MT4裁量トレード練習君プレミアム」について、

・MT4裁量トレード練習君プレミアムを導入するメリットがある人
・MT4裁量トレード練習君プレミアムをとくに導入する必要はない人


これらの「判断基準」とその「理由」などをそれぞれ言及していきます。

MT4裁量トレード練習君プレミアム



販売URL:https://mt4rpremium.atoz-gm.net/
販売業者:AtoZ Global Management 株式会社
提供者名:小林徹
販売価格:24.800円


FXバックテストツールMT4裁量トレード練習君プレミアムについて

こちらはMT4を利用したFXトレードの練習ツールで、

・過去の値動き(チャート)をリプレイできる
(リプレイチャートでトレードの練習ができる)

・練習トレードの結果や細かいデータを出力できる
(トレード結果を踏まえた細かい分析ができる)

このような機能が備わったソフトウェアとなっています。

率直に言えば、これらの機能を目にして頂いた上で、
販売価格に相当する24800円以上の価値を感じるかどうかです。

いざFXやトレードを始めるという段階では、誰もがまずは、

「まずはトレードの練習をしたい」

と考えるはずですし、そこからスタートを切るのが普通だと思います。

その際、まず多くのトレード初心者さんが行っていくのは、
FXの取引口座を解説した取引会社での「デモトレード」であり、
この「デモトレード」をMT4で行える取引会社も少なくありません。

この『MT4裁量トレード練習君プレミアム』は、
そんなMT4を対象としているソフトウェアとなっていますので、
MT4のトレード機能をベースとする形で「練習トレード」ができます。

よって、すでにMT4を利用してトレードを行っているような人は、
今現在のトレード環境でそのまま練習トレードができるという事です。

その上で、この『MT4裁量トレード練習君プレミアム』は、

「過去の相場のリプレイチャートでトレードの練習ができる」

というのが大きなポイントで実質的にはそこに価値を感じるかどうか。

強いて言えば「そのようなトレード環境を手にしたいかどうか」です。

FXの取引会社が用意している「デモトレード」の環境は、
あくまでもリアルタイムな相場(チャート)を対象に、
仮の資金で練習トレードが行えるというものです。

このデモトレード環境のデメリットは、

・土日は為替相場が動かないのでデモトレードができない
・あくまでもリアルタイムな値動きを対象とするトレードしかできない


といったところで、それが普通と言えば普通なのですが、
ひたすら練習に明け暮れたい人からすればやはりデメリットだと思います。

そこを『MT4裁量トレード練習君プレミアム』では過去の相場をリプレイした上で、
そのリプレイチャートを対象にデモトレードを行えるようになっているため、

・土日でもリプレイチャートを動かせばいつでも練習トレードができる
・日時、通貨ペアなども自由にセレクトして練習トレードの対象にできる
・練習にならない相場(値動き)をスキップ、早送りする事もできる


といったように、先ほどのデメリットは解消される形になります。

要するに、この『MT4裁量トレード練習君プレミアム』は、

「リプレイチャートでデモトレードがしたい」
「土日もひたすらトレードの練習に明け暮れたい」
「日時、通貨ペア、相場状況などをセレクトして練習したい」


といったニーズがあり、そのニーズを満たせるのなら、
24800円くらいの料金は「高くない」というなら有り。

とくにそのようなニーズは無いという場合は、
そのニーズを満たすのに24800円は高いという場合は無し。

言ってみれば、これが単刀直入な判断基準かと思います。


そもそも「このような練習環境」は『必要』なのか。

ただ「待つのが相場」という言葉もある通り、トレードで稼いでいくには、
勝つべくして勝てる相場をじっと待たなければならない局面も必ずあります。

そういった「勝てる相場を待つ」という事も練習の一端だとするなら、
それは実際のリアルタイムな相場でこそ、その感覚を養えるものだと思いますし、
そこも含めた練習こそが「実際のトレード」に近いものなのも事実です。

また、為替相場は多くの通貨ペアを対象とするチャートが動いてますから、
多くの通貨ペアのチャートを見て回れば「練習」の対象となるようなチャートは、
1つや、2つは、常に見つけられるものだと思います。

もちろん、そういった条件に見合うチャート(通貨ペア)を探す事自体に、
手間も時間もかかりますが、それは今回のソフトウェアでも同じ話で、

「どの通貨ペアのどの日時の相場(チャート)をリプレイにするのか」

というところは、結局、手間と時間をかけて探さなければなりません。

そう考えると、

・あらゆる通貨ペアから練習になりそうなチャートを探す手間
・あらゆる通貨ペアの過去のあらゆる相場から練習対象を探す手間


という点で、後者の対象はあまりにも膨大なものになり過ぎるため、
それを「メリット」と思えるなら良いかもしれませんが、私としては

「各通貨ペアのリアルタイムな相場を対象とする範囲で練習対象としては十分」

と考えてしまうのが率直なところです。

また、自らのノウハウや裁量ノウハウの検証という点についても、
過去のチャートはもともと幾らでも確認する事ができるため、

「そのノウハウの有効性をいち早く確認したい(検証したい)」

という範囲であれば、あえてリプレイチャートを対象に、
デモトレードを行っていくような形の検証を行う必要はありません。

それこそ、過去の値動き(チャート)に対して、
そのノウハウに沿ったエントリーポイントを照らし合わせ、
その勝ち負けや利幅、損失の幅をチェックしていく範囲で十分かと思います。

つまり、この『MT4裁量トレード練習君プレミアム』のウリである、
過去のチャートをリプレイしてデモトレードを行う機能は、
私としては「土日も練習トレードができる」というくらいのメリットで、

・実際のトレードに近いリアルなトレード練習
・トレードノウハウの有効性検証


などにおいては、さほど利便性を感じないのが率直なところです。

よって、まだ、有効なトレードノウハウの確立や習得に至っていない段階で、
その確立や習得、検証テストなどを目的に導入するというのはお勧めしません。

それなら、まず「有効なノウハウの習得や確立」に手間と時間を使ってください。

こういった「トレードの練習環境を整えるツール」の導入はその後でいいと思います。

 少なくとも、私のブログ講座やメルマガ講座などでは、
 とくにそのようなものに重きを置いた情報を提供していますので、
 是非、順を追ってその1つ1つを参考にしてください。

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以上、FXのバックテストツール「MT4裁量トレード練習君プレミアム」についてでした。

あくまでも私の私見ですが、参考にして頂ければ幸いです。

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